徳之島の大島紬
大島紬で
「龍郷柄」という柄があります。これは、奄美大島の龍郷町でよく織られた柄のことで、
大島といえば、龍郷柄をイメージされる方も多いのではないでしょうか。
この、独特の柄はナントハブの背中の模様に、ソテツの葉をデザイン化したもの
昔ながらの大島紬は生活の身近にあるものをデザイン化して柄にしたのです。
たとえば、魚の目、鱗、ザルの網目、枡、星など・・
また島々、村々の代表的な柄がありました。秋名バラ柄、赤尾木西郷、戸口西郷、用ツバキなど
徳之島では「
徳中柄」(徳之島の中くらいの柄の意味)が大流行しました。
特に徳之島町の母間村は紬製造がさかんで大きな工場がありました。
当時の古い図案をみると今でもおしゃれな柄が沢山あるので驚きます
上原工場 昭和2年頃~徳之島町母間にて
現代の大島紬の感覚です。これは、徳之島の赤土で染色した赤土染大島紬です。
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